草野マサムネ~どこか宇宙的な世界観を感じる歌詞の魅力

武蔵野美術大学出身者を取り上げるシリーズ第3弾は、草野マサムネについてご紹介します。

草野マサムネってどんな人だろう?

1967年、福岡県福岡市出身。

1986年、東京造形大学に入学し、田村明浩に出会う。東京造形大学を中退し、翌年、武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科に入学。

田村明浩の静岡時代の友人で文化服装学院在学中の三輪テツヤと文化服装学院でドラムをたたいていた崎山龍男と共に、1987年、バンド・スピッツを結成。

1991年、シングル「ヒバリのこころ」、デビューアルバム「スピッツ」を同時リリース。バンドメンバーが登場しない「スピッツ」のジャケットは、その時代にはかなり画期的なデザインでした。

同年、武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科を卒業。

4枚目のアルバム「Crispy!」でポップ路線に転じたことで、「君が思い出になる前に」がオリコン週間ランキングのシングル・ランキング部門で33位にチャートイン。

5枚目のアルバム「空の飛び方」は、オリコン初登場14位。その中に収められている、シナリオを読んで2~3日で作った「空も飛べるはず」は、のちに違うドラマ「白線流し」のテーマソングに選ばれます。

6枚目のアルバム「ハチミツ」には、大ヒット曲「ロビンソン」や「涙がキラリ☆」などが収められています。

テレビ番組「あいのり」の主題歌だった2004年発売の「スターゲイザー」で、オリコン1位を獲得。

2006年、映画「ハチミツとクローバー」の主題歌「魔法のコトバ」を発売。

今年、結成30年。シングル41枚、アルバム15枚を誇るバンドです。

スピッツの多くの楽曲の作詞・作曲を行っている他、PUFFYの「愛のしるし」など他アーティストへの楽曲提供、ソロでの歌唱活動も行っています。

スピッツ(草野マサムネ作品)の特徴って?

最初聞いた時は、歌詞が詩的というのか、あまり日本のバンドにないタイプのバンドだという印象でした。

CDジャケットもメンバーがアート系の学校出身だからかおしゃれな印象で、センスが良くて、独自性を持っているな、と思っていました。

この後で触れる石田徹也の「飛べなくなった人」って、大学も一緒だし、もしかしたら「空も飛べるはず」を意識しているのかな?と勝手に思ってしまいました。

スピッツの本「旅の途中」には、「ロビンソン」のことを地味な曲と思っていたが大ヒットして驚いた、ということが書かれていたのですが、曲のイントロが裏(?)
から入る感じで、個人的にはかなりつぼでした。

北川悦吏子著「愛について」という対談集には、デザインを勉強していく内に、クライアントのための仕事というのは厳しい世界だと感じるようになったと書かれています。

感受性や繊細さ、オリジナリティを活かせるバンドは、草野マサムネにとってぴったりの芸術活動の方法だったのでしょう。

個人的なスピッツ(草野マサムネ作品)との関わり

最初の出会いは、「白線流し」のテーマソング「空も飛べるはず」だったか「ロビンソン」だったか?

その頃、自宅から最寄りの駅まで車で通勤していたのですが、車の中でスピッツのCDをかけながらカラオケ状態で歌う、というのがストレス解消になっていました。(もちろん、窓は閉めて)

スピッツ

https://www.amazon.co.jp/

会社の2次会でカラオケボックスに行った時は、その成果を発表(?)するため、「ロビンソン」が十八番になっていました。

ファーストアルバムからベストアルバム「RECYCLE Greatest Hits of SPITZ」までは、すべて集めたと思います。海外旅行が好きなので、テレビ番組「あいのり」でもテーマソングを聴いていました。

コンサートにどうしても行きたくなって、神奈川県民ホールのコンサートにダフ屋(!)経由のチケットで入ったら、関係者席だったので盛り上がりに欠け、不完全燃焼になったことを覚えています。

そういえば、東日本大震災後に「CYCLE HIT1991-1997Spitz Complete Single Collection」を買ってしばらく聴いていたことを思い出しました。何か癒されたい気分だったのかもしれません。

メンバーが同い年ということもあり、バンドが30年続くってすごいな、と単純に尊敬しています。